![](http://www.tategamiya.net/20121204/001S.jpg)
戦車熱がぶり返している9回目は
ツヤ有りクリアをかけて、アルコール落としにチャレンジ
自分は、アルコール落としをやった事が無く
いままで、戦車模型で、色々と汚しとかしても
上手くいくのは、ウォッシングまで
チッピングとか、そういうのは、上手くいった試しがありません(自慢にもならねぇ
そんな自分が、アルコール落としにチャレンジしてみた
寒かった・・・マジ凍えそうだった
クリア塗装は、何故か他の塗装よりも塗料というか溶剤が飛散して
部屋がとても臭うので
窓開けての作業
いつもは、塗装が終わってから窓開けている
奈良の田舎の夜の気温
・・・0度は行かないまでも2~3度くらい
冷蔵庫より気温が冷たいです
とりあえず、作業しやすい上で
暖のとれる服装で行ったけど、寒かった
この季節の塗装は辛い
あと、気温が低いので
乾燥しにくい
乾燥ブースのようなものは持っていないので、ドライアーで高速乾燥です
作業時間は、2時間
![](http://www.tategamiya.net/20121204/002S.jpg)
今回は、写真が多いので製作話
手順は、モデルグラフィックス2011年11月号のアルコール落としの記事を手本として行いました
写真撮り忘れたのだが
まず、ツヤ有りクリアでコーティング
自分、ここ最近のお気に入りであるガイアノーツのクリアを使用した
ガイアノーツのクリアは、塗膜が堅くてとてもお気に入りです
戦車模型なのに、おもちゃのようにツヤツヤのテッカテカに塗装
お手本の通りに作業したとはいえ
この時点で、おいおいマジでこの状態にして良いのかよ・・・と思いました
というか、調子に乗って
クリアを、そこそこ厚塗りしてしまったので
本気で心配したw
![](http://www.tategamiya.net/20121204/003S.jpg)
クリアで、ツヤツヤに塗装した後
一度も、アルコール落としを行った事が無いので
飾った時に、まず見る事のない
シャーシの底面で試すことにした
まず、タミヤアクリルのバフをアクリル溶剤で伸ばし
それをエアブラシで塗装する(これは、溶剤で塗料を薄めにしていたら筆でも良いと思う)
乾燥する前に、筆にアルコールを浸して
バシャバシャと塗料のところになすりつける
乾燥してきて、筆ムラがあればアルコールを浸した綿棒でリタッチ
自分は、毛足の長い筆でリタッチしました
なお、使用したアルコールは
健栄製薬の「イソプロピルアルコール 50%P 500ml」を使用しました
お手本では、燃料用アルコールが一番と書かれているけど
ぶっちゃけ燃料用アルコールを探したけど売っていなかった
薬局行って、簡単に手に入る消毒用アルコールが一番手に入りやすいです
あと、イソプロピルアルコールだと
塗料への浸透性が高いので、なお良い
けど、イソプロピルアルコールのものは、あまり売っていなかったり含有率が低かったりした
![](http://www.tategamiya.net/20121204/004S.jpg)
気温が低いから、アルコールの気化も時間がかかる
ある程度、アルコールでの塗料のボケが出てきたら
ドライヤーで、乾燥
なかなか、綺麗な出来
シャーシの底面で、何度か練習して
メインのボディにチャレンジ
![](http://www.tategamiya.net/20121204/005S.jpg)
まずは、シャーシから作業
失敗したら怖いので
まずは、砲塔基部のターレットリング部分あたりで試す
お手本にも、一気に全体をせず
パネルごととか
小さい範囲で作業するべしとあるので
その通りにやってみる
・・・なんか楽しいw
なんとなく、上手くいったので
砲塔の後部で隠れやすい
シャーシの後方にチャレンジ
丁度、上記写真の辺り
いい感じに、砂汚れという感じになっている
![](http://www.tategamiya.net/20121204/006S.jpg)
次いで、フロント部分
いかん、変に調子乗りすぎて
シナイグレーが全然見えなくなってしまった
まあ、自分の持っている資料見たら
どのメルカバも砂まみれで
下地見え・・・るな、しまった
調子乗りすぎたw
![](http://www.tategamiya.net/20121204/007S.jpg)
サイドスカートは、そこまで汚れにくいだろうと言う事で
他の所と比べて、控え目に作業を行った
今回、バフの塗装に関して
二つのパターン試してみた
全体的に薄く塗装するパータンと
1.5cmくらいの点を、そこそこ濃い(厚い?)状態で点々と置く感じで塗装するパターン
そこに、アルコールをかけてにじませる
どちらが綺麗に見えるか
自分が思うに、場合による
メルカバのシャーシ正面装甲のように平面だと
ある程度均一塗装した後にアルコールで伸ばして、筆とかでムラムラにさせると良い感じ
工具箱のような突起物とか、目立つ感じにしたい所は、ピンポイントで濃くというのも良い感じ
そこは、その人の感性で良いと思う
![](http://www.tategamiya.net/20121204/008S.jpg)
砲塔の作業
ここが一番気を使った
なにせ、一番目が行く場所
失敗したくない
なので、本当に、少しずつ作業を行った
それこそ、パネル一枚ずつ
![](http://www.tategamiya.net/20121204/009S.jpg)
パネル1枚ずつ作業したせいで
えらく厚い砂になってしまった・・・
でも、砂がかぶりやすい前面に多め
天井部分、やや多め
後方部分控え目、という感じに調節できたので
俺的には、バッチリだ
![](http://www.tategamiya.net/20121204/010S.jpg)
下地の塗装に、情景テクスチャのサンドを使用して
砂地塗装したけど
バフで、アルコール落としをしたら
情景テクスチャの砂粒に
さらに細かい砂のようなバフの塗料で、すごく良い感じに仕上がった
俺のような、不器用で適当に作業するモデラーでも
ここまで、見栄えするものが出来てしまうとは・・・あかん車作りたいけど
戦車楽しいw
![](http://www.tategamiya.net/20121204/011S.jpg)
調子に乗って、写真を沢山取ってしまったので
飽きてきたころかもしれないが
あと一枚で終わりだ
もう少し、付き合って欲しいw
![](http://www.tategamiya.net/20121204/012S.jpg)
スカートの識別票あたりの汚れ方が一番気に入っている
ちょっと、この識別票のデカール割れているけど
これはこれで、良いかな・・・と思っている
今、砂漠戦の戦車を結構放置しているので
他のも仕上げようかな
そして、アルコール落としでザラザラな砂まみれに・・・
ちなみに、エニグマ、M2ブラッドレイ、チャレンジャーIIを放置している
エニグマは塗装終わっているから
錆の表現とアルコール落としで済む・・・けど
錆の表現が難しい
今まで成功したためしがないのよね